2009年7月23日木曜日

そろそろIE6対応も潮時…

数日前のニュースですが…
YouTube、IE6のサポート終了をアナウンス -Internet Watch
というものが掲載されていました。

ホームページを見るためには”ブラウザ”が必要になります。そのブラウザの中でも最大のシェアを誇る、Microsoft Internet Explorer.(略称IE)
これがホームページ制作業者の間ではすこぶる評判悪いんです。
最新版になってやっとマシになったのですが、それでもライバルであるFireFoxに大きく水をあけられています。

Internet Explorerの何がそんなに悪いかというと、
1つは、Web標準団体が策定した仕様に従っておらず、独自のデザイン解釈を行うため、
正しいルールで記述したプログラムコードを読まずに、変なレイアウトにしてしまったりーー
もっと平たく言えば、上に置きたい、と宣言したデータが、下に配置されてしまうようなことが起こります。

このIEの最新バージョンがInternet Explorer8と言いまして、
これであれば、かなりWeb標準には近付いているのですが
実際お客様が使っているブラウザはWindows XPに付属しているInternet Explorer 6という
化石のようなブラウザでして、これがWEB業界の一つのガンーー悩みのタネになっています。
(そもそも独占禁止法の話をすると、OSにブラウザ=Internet Explorerが強制的にバンドルされていることも問題だったと思います。OSインストール時にブラウザを選択できても良いのじゃないかと。マイクロソフト的にはシェアの確保に大成功でしたが。)

他にもIEが抱えている問題はいろいろあるのですが、
一般人にも有名なYoutubeがIE6への対応を完全に打ち切ることで、より正しい解釈を行うブラウザへの移行を勧めることができるわけです。

弊社ではこれまで、サイト制作を請け負う場合、お客様の利便性を考え、IE6でのレイアウト表示も
正しく美しく見えるよう作業に配慮してきました。

しかし、このニュースを聞き、IE6からの移行期間もほぼ終わったとみておりまして、
Web標準から大きく外れ、デザイン要素を正しく解釈しないIE6は、
そろそろホームページ制作においても切り捨てても良い存在ではないか、と考えています。

段階的にはなるかと思いますが、お客様にIE7/8あるいはFirefox3の導入をお勧めして
問題を解決したほうが、結果的にお客様のためになると確信しつつあります。

今すぐにではありませんが、今年中には制作のほうでも
IE6へのサポートは基本、標準作業では対応しないという形にしていきたいです。

と、少し難しい話だったかもしれませんが、IE8のインストールは簡単です。
IE8はIE6に比べても、機能面でかなりの追加がありますし、
何よりサイトの表示速度が段違いに速くなりました。

まだインストールされていない方は、ぜひこの機会にアップグレードされてはいかがでしょうか。

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