2009年7月20日月曜日

もとを断て

何かを解決しようとするとき
回り道をすることも時には必要ですが
何より速いのは、原因のもとを断つことです。

なぜこういう話をするかというと 今の不景気の仕組みを皆さんはご存知でしょうか。

商売は、銀行(出資者、資本家)からお金を借りて、その元手を運用して利益をあげることで
銀行や出資者に配当するというのが基本のひとつとしてあります。

こういった世界は、商売人の中だけの話だったのですが、
近年、一般の消費者にも金融商品や商品先物取引といったものが扱われるようになってきました。

それらの恐ろしさについて、わざわざこのエントリで語ることはしませんが、
私は”お金の先物”であるFXが、不景気の原因を作っていると考えます。

経済は、ずっと好景気なわけではなく、山があれば谷がある…つまり今は不景気なわけで、
一度破壊されて再生を繰り返すのです。
この谷のときに、悪いサービス、製品、理念を持っている企業はつぶれ、
その反対に、こういう苦しい時に努力する企業の商品やサービスを外国が購入することで、お金がまわり次の景気を作り上げていくのです。

しかし、FXはお金だけをずっと回していくだけであり、為替の変動が意図的に起こされてしまえば
商品やサービスが回らなくなり、結果企業が苦しくなってしまうのです。

記憶に新しいリーマンショックも、この話と同種です。

私は景気を回復させるための手段の一つとして、FXは規制するべきだと考えています。
もう少し突っ込んでいくと、
円安のときは海外は円を持って運用していましたが、円高になると、一気に海外が円から手を引いてしまい、結果日本の製品が外国に売れなくなってしまいます。

これを作り出しているのが、FXだと知ったらどう思いますか?
銀行だけがやっていれば良いものを、
一般人が参加できるようになったのが、大きな問題だと思うのです。

とても身近にあるものでも、すごい大きな問題を抱えていることはたくさんありますから
深くそのことについて考えてみてはどうでしょうか?

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